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スタジアムから始まる「循環の文化」——FC大阪とソーダニッカが描く、ACT NOWの現在地

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― ソーダニッカと連携し「ACT NOW」から生まれる循環型スタジアムへ



FC大阪は、プラチナムパートナーであるソーダニッカ株式会社と連携し、植物由来の生分解性プラスチック「PLA(ポリ乳酸)」製の食品容器を、2024年の実証実験導入を経て、2025年のホームゲーム全試合にて本格導入致しました。これは、クラブが推進するサステナビリティプロジェクト「ACT NOW」の取り組みの一環であり、スタジアムという身近な場で資源循環を“体感”できる環境づくりを目指しています。



「ACT NOW」から生まれた脱炭素への実装


FC大阪は、クラブとして2050年のカーボンニュートラル社会の実現を見据え、2024年より独自のサステナビリティプロジェクト「ACT NOW 」を展開。環境・地域・人権といった社会課題に対して、スポーツクラブとして“今できる行動”を起点に取り組むプロジェクトです。



PLA容器の導入はその象徴的な取り組みのひとつ。ごみゼロ・循環型社会を目指すスタジアム設計の中で、来場者が直接触れる「食」のシーンにおいて、より具体的な環境アクションとして位置づけています。



PLA容器の導入経緯と広がり


2024年6月2日のJ3リーグ第15節・奈良クラブ戦での初導入を皮切りに、PLA容器の使用を段階的に拡大。2025年からは全ホームゲームでの使用を本格化し、飲食ブースやキッチンカーの容器を順次PLA製へと切り替えています。

また、2025年5月31日より「選手コラボメニュー」をスタート。全コラボメニューにはPLA容器を使用しており、ファンが楽しく食事を楽しみながら環境に参加できる仕組みができつつあります。



PLA容器とは?


PLA(ポリ乳酸)は、とうもろこしやサトウキビなどの再生可能な植物資源を原料とする、地球環境にやさしい生分解性プラスチックです。焼却時に発生するCO₂は、植物が成長過程で吸収した炭素であり、プラスチックや繊維のカーボンニュートラルを可能にする素材として評価されています。


FC大阪では、協和株式会社製の「PLAソフトカップ」、リスパック株式会社製の「シェルBOX40」「ニュートカップ NT105‑300B」などを導入。使用後は専用の回収ボックスで分別回収し、再資源化や再利用の可能性を広げています。


都市ガス化への実証実験も


使用済みのPLA容器は試合後に回収し、大阪ガス株式会社との連携により、都市ガス原料化に向けた実証実験へとつなげています。カーボンニュートラルな燃料の生成へとつなげる循環型の取り組みとして、スポーツを起点とした再資源化の先駆けを目指しています。



担当者コメント


FC大阪 事業本部 本部長 小谷成太


「ACT NOWというプロジェクト名には、“未来のために出来ることから今動く”という強い意思を込めています。

PLA容器の導入はその象徴的な施策であり、来場者が日常の中で環境を考えるきっかけになると信じています。

ファン・パートナー企業の皆さまとともに、地域に根ざした“循環の文化”を育てていきたいです。」


ソーダニッカ株式会社 関西支社大阪営業部 福田 寛矩 氏 


「私たちは、化学素材の側面から社会の持続可能性を支えていく使命があります。

スポーツの現場でPLA容器が活用され、ファンの皆さんと一緒に循環の価値を体験できることに、大きな意義を感じています。

FC大阪様との連携を通じ、今後もより広範な社会実装を目指してまいります。」


 

今後の展望


FC大阪では今後、スタジアムにとどまらず、地域の周辺店舗などにも「ACT NOW」の取り組み波及を検討しております。PLA容器のさらなる利活用や、再資源化された素材の活用モデル(例:リユースカップや新製品化)にも着手し、サッカークラブとしての社会的価値を広げていきます。



写真資料(PLA容器使用例)


※以下は使用中の容器と導入風景の参考画像です。


PLA容器を使用した飲食提供(イメージ)


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FC大阪クラブアンバサダー兼スタジアムMC 石塚理奈 


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選手コラボメニューの一部ご紹介


容器回収拠点をスタジアム場内外に設置
容器回収拠点をスタジアム場内外に設置


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